法人を挙げて、また、地域の皆様、後援会や家族会の皆様に沢山のご協力をいただいて――
来てくださる全ての方に、喜びと、楽しさと、「インクルージブ」な時間を――
それが、千鳥福祉会サマーフェスタです!!
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サマーフェスタへの思い
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サマーフェスタ年表
地域貢献の取り組みとして
障がい者総合支援法(旧・自立支援法)は、障がいのある方が一人ひとりの状況に応じて地域で生活し、地域で働く場、暮らしの場、楽しむ場を確保できるよう支援し続けるもの。私たちもそれを理念・使命に掲げて取り組んでいます。そのために大切なことは、千鳥福祉会そのものが地域から受け入れていただいていること。
「千鳥福祉会があってよかった」と言っていただけるような、地域の方にとって意味のある取り組みをする――後援会の方々と相談するうち、「地域貢献の一環としての『お祭り』を」という声が上がりました。
もちろん大変さは脳裏を巡りましたが、地域の祭りも次第に開催が困難な状況もある中で、地域に愛される祭りを後援会や共感してくださる方々の助けを借りて実施する――大変だけど、楽しいこともありそう!
「やるなら中途半端ではなく、本気で本物の祭りをやる。何があっても、10年は続けよう」と決断し、やがてそれは実行に移されました。
とめどもなく来てくださる人々に感動
とにかく10年は続ける。そう決意して始めたお祭り。
第一回目を終えた時、「法人は存続できる」「取り組みが実り始める」と実感しました。
予想を超えて次々と、引きも切らずお客様が来られ、障がいに関係なく楽しげに舞台を見たり、美味しそうに焼きそばを食べたり…。
祭りの雑踏は、人が抱えている事情を和らげる力があります。
地域からの舞台出演、
ボランティアさんの優しい対応、
みんなが一緒に過ごせる時間――
これが「インクルージョン」ではないかという、目指す姿を体感できたように思えて。
一人ひとりに必要な支援が届けば、普通に暮らすことができる。こんな社会になればいい。そう思える光景が敷地内に広がります。
この祭りには確かな力がある。ここで千鳥福祉会は一つの「福祉固有の文化」を表現できる――そう信じられたのは、第7回を終えた頃のことです。「福祉固有の文化」とは何か? それは、互いに思いやり、支え合うこと…「ホスピタリティの連鎖」なのです。
ホスピタリティの連鎖
協力してくださる方は地域の内外に沢山。
後援会、家族会の方以外にも、遠いところでは大阪や鳥取からも、職員の大変さを案じて来てくださるボランティアの方は、毎年150名を超えるようになりました。
ボランティアとしての業務も多岐にわたりますが、誰もが愚痴をこぼすこともなく取り組んでくださり、お客様への優しい対応は職員も見習うべきというほどに素晴らしく、それを受けられたお客様もまた優しくて…。これこそを「ホスピタリティの連鎖」と呼び、関わってくださる全ての方に感謝したいと思います。
この祭りで表現しようと考えた「福祉固有の文化」が体現される瞬間が、このイベントの中の至る所にあったのです。
世の中の変化は速く、激しく、不安感を伴います。大切なものを見失うことにもなりかねません。
今日も様々な出来事に奔走する日常を、ちょっとだけ横に置いて、皆様とつながって、支え合える関係をつくって…そして祭りを楽しみ、明日から再び大切なものに向き合う勇気を、創ろうではありませんか。
毎年、本当に沢山の方々に支えられて、この祭りを開催し、そして開催し続けることができますことに、心からお礼申し上げます。
☆「〜年(平成〜年)」を押すと、その年のパンフレットにジャンプします。
(各年のパンフレットは
こちらからも閲覧できます)
☆ 機関紙「つばき」は
こちらからも閲覧できます。
2002年(平成14年)
L.C.C.ういんぐが通所施設として分離開設されたこの年。
記念すべき第1回の夏祭りは、「もちだ&ういんぐサマーフェスタ」と銘打って始まりました。
他所へ出ていくことが難しい利用者さんにも、そして地域の方々にも「本物の祭り」を…という目標をもった大きな試み。
当初から既に、多くのボランティアにご協力いただいているほか、ステージにも島根大学や地元公民館からのご参加をいただき、「地域と共に」創り上げるお祭りでした。
2003年(平成15年)
第2回。
2004年(平成16年)
第3回。
2005年(平成17年)
第4回。
縁日に、体育館を使い、怖さを演出する迷路が登場しました。
2006年(平成18年)
第5回。この年、ワークセンターフレンドが通所授産施設として開設され、法人総出のお祭りは「千鳥福祉会サマーフェスタ」と名称を改めました。
2007年(平成19年)
第6回。敷地内に並べた竹太鼓で、全員参加のオープニング!
2008年(平成20年)
第7回。
2009年(平成21年)
第8回。
大井町有志によりご指導・ご参加いただき、初めてのホーランエンヤが行われました。
2010年(平成22年)
第9回。それまでで最多の3,500人という集客を上げました。
2011年(平成23年)
第10回。「みんなで楽しもう」を掛け声に。
ホーランエンヤは更に多くの利用者さんの参加を得て、ますます力強く!
また、東日本大震災が起こった大変な年でもありました。祭りの収益は、震災義援金として日本赤十字社に寄付しました。
2012年(平成24年)
第11回。
2013年(平成25年)
第12回。
2014年(平成26年)
第13回。
この年から、『つながろう』をテーマに掲げました。
また、お祭りの第1回から毎年のようにステージを盛り上げてくださった「踊り屋・舞夢」、その最後の舞台となりました。
2015年(平成27年)
第14回。
この年、初めて地元自治体よりご来賓をお招きし(松江市健康福祉課次長様)、祭りの様子をご覧いただくことができました。
2016年(平成28年)
第15回。節目の年、「つながろう」のテーマに相応しく、多くの人が集まったビンゴゲーム前、音楽に合わせてステージと観客が一体となる・・・という初めての試みが行われました。
また、同年からプルタブ・キャップ回収事業も始まり、初動間もない折から多くの方にご協力を賜りました。
2017年(平成29年)
第16回。新たにテーマ
「みんな 輝く piece」を掲げ、お客様、スタッフ、それぞれの輝きが集まってお祭りが出来上がる、その思いを表現していこうという年になりました。
ビンゴ大会が抽選会に変わったほか、体育館に様々なゲームコーナーを設置するなど、新しいことに挑戦する年でもありました。ステージ上にスクリーンを設置し、自作PVを流すという初めての試みも行われました。
2018年(平成30年)
第17回。前年に引き続きテーマは
「みんな 輝く piece」。そして、新たに島根大学の学生さんを実行委員に迎えたり、持田地区社協からの喫茶コーナーを設けるなど、
「支え合うコミュニティづくり」という祭りのコンセプトを体現していく形となりました。
↑家族会様や松江土建(株)様が敷地周辺の草刈りにご協力くださいました。
2019年(令和元年)
第18回。3か年テーマ
「みんな 輝く piece」のもと、ボランティア参加者は過去最多人数となりました。接客などの店舗業務は、高校生や学生の方々にとっては職場体験の趣も…。ぱすてる・ぱすてるぴいすの児童さんもステージ参加だけでなく、「千鳥福祉会の店」の商品づくりや接客体験でも大活躍でした。